2013年05月10日

#28 『あまちゃん』 見てますか?

この4月からスタートしたNHK朝の連ドラ『あまちゃん』が面白くて楽しみで、朝7時半からのBSで見て、8時からの通常放送で見て、昼の再放送まで含めて日に3度見ることもあるほど。さて一体何が僕をそこまでさせるのか?

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第一に自分の出身地に比較的近いところが舞台(久慈市)である点です。そう、僕も岩手の三陸地方の出なので、望郷の念も加算されてドラマに対する思い入れが強くなるのであります。ご存知のように三陸は2年前の震災で大きな被害を被りました。現在、実在の北リアス線は一部不通になっているなど震災復興はまだまだの状況です。その岩手県沿岸に全国の関心を集めてくれそうなドラマ設定に感謝する気持ちでいっぱいです(がんばれ東北)。
 
事実、交通の便が悪いにもかかわらず、このGWにはかつてないほどの観光客がロケ地の久慈市(ドラマ中では北三陸市)を訪れたとか、現地はもうすでに『あまちゃん』ブームになっているのです!あの『ウニ弁当』も『まめぶ汁』も即完売だろうな(感涙!)。

それにつけても気になるのはドラマ中の方言のこと。僕の地元は久慈市から数十キロ離れているので方言も多少異なるでしょうが、三陸ネイチィブスピーカーの僕から言わせれば、出演者の必死の努力は認めますが、相当違います。聞いていて、たまらず言い直してあげたりします。
でも三陸地方の訛りはきついので、本気でなまったら視聴者は内容の50%は分からないでしょう、あの独特の子音と抑揚は相当癖がありますから。まあ、とりあえずドラマだからと割り切って聞くようにしています。
 
不思議なものです、僕が横浜に出てきたばかりの20代の頃は自分の方言を気にしていたものでしたが、こうして毎朝それらしき方言を聞くとは、嬉しいような恥ずかしいような(微妙!)。
ところで本当に久慈市では『じぇじぇ』というのでしょうか?僕の地元では言いませんが、でも流行りそうな予感がします。

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第二に脚本が愉快で展開が早い点、そして一本一本の内容が充実している点、なるほどこれがクドカンワールド(宮藤官九郎)なのですね、じっくり見ているとドラマの随所に笑いを取る細かい仕掛けがあるようです。また1980年代のアイドルの映像が流れるなど昭和ノスタルジーのテイストもいいですね。そこが一日に複数回見てしまう理由でもあります。また三陸鉄道(ドラマでは北鉄)、海女、鉄道オタク、南部潜りと、次々に考えもつかない組み合わせが登場して毎回わくわくしています。

ネットにアップされた動画がヒロインのブレイクのきっかけになる点、同時にオタクがこれほど社会的影響力を持っている点にも時代を強く感じさせます。

そうそう、この前の『南部ダイバーの歌』は最高!!
種市高校に『潜水土木科』という珍しい科があるのは知っていましたが、『南部ダイバーの歌』というのも実在するって驚きでした(じぇじぇ!)、一度きちんと聞いてみたいものです。

このように今回はクドカンワールド全開です。しかし展開がハイペースすぎて、息切れして、意外と平凡な物語に落ちはしないか、あるいは奇抜すぎて視聴者が『ドン引き』になりはしないかと心配もしています。

ついでに、知らない方も多いと思いますが、岩手県久慈市はウニを採る海女よりも琥珀(こはく)の世界有数の産地として有名です。ちなみに琥珀の中には希に古代の虫が混入していることがあってその方が高値であるとのこと。ほら映画のジュラッシックパークでは琥珀の中の蚊から恐竜のDNAを取り出して培養するって話だったでしょ、有りそうな話ですよね。このように琥珀には古代からのタイムカプセル的な神秘の魅力があるのです。琥珀みたいに暖かいけどどこか地味、ドラマでは誰にも相手にされていない『琥珀おじさん』もドカンと前面にでてくるウルトラC的な筋書きが用意されているのかもしれませんよ。

最後になりましたが、あまちゃんこと能年玲奈が理屈抜きにかわいいのも魅力です。演技に迷いがないところが清々しいです。いまごろは私生活でも訛っているだろうな。

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posted by S.Shimizu at 20:59| 院長ブログ